―狭間―[>>-385女達より前に騎士団から学館に学びに行った前例はない。その後に続く者もまた無かったのだが。それが噂となって彼の耳に入っている事は知らない。年寄りの冷や水、という言葉に、そういえば彼は父より少し上の年の頃であったと思い出す。]貴公はもっと…長生きをされるものだとばかり思っていました。[この時勢、命を落とすのは己の方がずっと先だろうとそう思っていたと。そんな風に応じ、見守られるまま眼前の相手と言葉を交わした。* ]