>>-385ふへ…にゃぁっ…[声を掛けられ顔をあげようとしたところで、抱き寄せられて変な声が漏れる。]シ、シシシロウ…殿……。[見詰められたまま「何が欲しい」と訊ねられ、顔を真っ赤にして、口をパクパクさせていたが]そ、そそそその……じ、自分はその……[手をおそるおそる伸ばして、シロウの制服の裾をぎゅっと摘まむと]と、特別な何かとかはふ、不要であります。ただ……その……自分は…シロウ殿のお傍に居られればそれで……[そこまで言うのが精一杯で、そのまま顔を伏せた。]