―狭間―[>>-366彼も己の事を覚えていたらしい。確認するような言葉には頷いてみせて]…えぇ。――貴公も、戦で…?[オプティモ近郊の領主。彼は昔、結界の外へ出ようと試みて失敗し、一時投獄された事があると聞いていた。それ故にもしも彼が動くとするなら解放軍側につくのではと思っていたが、細切れに目に収めていた戦況では、彼がアレイゼル卿と戦った、というところで止まっている。その先の、彼が疵を負って死亡した事。誼を深めていたマチュレザムの若者に看取られた事は知らず。*]