[もう一人の教え子が呼びかけに答える声>>6:+129
彼女の気配が段々と近づいてくると、間近でその姿を捉えることが出来た。
返答を聞いて朧気になりつつあった彼女の経歴を頭の中から引っ張りだして]
ああ、そういや。
お前さんは元々騎士団の出身だったか。
……どうやらレオンハルトも一緒みてぇだな。
[更にもう一人、教え子の気配に気づくと彼の名前を呼ぶ]
ま、こうして死んじまったらよ。
敵も味方もねぇからな。
……いい戦いぶり、だった
[クロード側についた自分からしてみれば、彼女は逆の立場で戦う女だったが、それでもそう声を掛けた。
この蒼い世界では知りたいと思ったことの一部始終が見られるのか、彼女の戦いもまたつぶさに知ることが出来ていた]