人狼物語−薔薇の下国

437 【TMMI】バベルの大図書館Re.


【見】 【独】 部隊員 ヴェルナー

[庭師の願いを容れたのは、もちろん彼女の行動を止めるためだった。
けれど、決死の部隊にゆく前に、もう一度声だけでも聞きたいと思ったのも事実だった。

今それが叶ったのに、叶えば次は、この面を上げてひと目見たいと願っている自分がいる。
己の浅はかさに、ぎり、と奥歯を噛みしめる。

『……せめてご無事でいて頂きたいと、願うことすら……わたしには、許されませんか?』

僅かに震えた声に、胸が締め付けられるように痛い。]

(-203) 2016/06/05(Sun) 22:31:08

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