ある日、 耳長族は、 シメオンの となりで、 しずかに うごかなく なっていました。 シメオンは、 はじめて 泣きました。 夜になって、 朝になって、 また 夜になって、 朝になって、 100万回も泣きました。 朝になって、 夜になって、 ある日の お昼に、 シメオンは 泣きやみました。 シメオンは、 耳長族の となりで、 しずかに うごかなく なりました。 シメオンは もう、 けっして 生きかえりませんでしたおしまい。