たった1人シメオンに 見むきもしない、 美しい耳長族がいました。
シメオンは、耳長族のそばにいって 「おれは、100万回も しんだんだぜ!」と 言いました。
耳長族は。「超!エキサイティン!」 と いったきりでした。 シメオンは、少し腹を立てました。
なにしろ、 自分が だいすきでしたからね。
次の日も、次の日もシメオンは耳長族の ところへ行って、言いました。
「きみは まだ 1回も 生きおわって いないんだろ。」
耳長族は、「超!エキサイティン!」と 言ったきりでした。
ある日、 シメオンは、 耳長族の前で、 くるくると 3回踊って言いました。
「おれ、セーラーローズのシメオンだったこともあるんだぜ。」
耳長族は、 「超!エキサイティン!」と 言ったきりでした。
「おれは、 100万回も......。」 と 言いかけて
シメオンは「そばに いても いいかい。」 と耳長族に たずねました。
て耳長族は、 「ええ。」 と言いました。
シメオンは、耳長族のそばに、いつまでもいました。