あるとき、シメオンはカサンドラのシメオンでした。シメオンは、カサンドラなんかきらいでした。 カサンドラは、 わけのわからないことを長文でつづったり、しっかり愛について語りました。 眠れない時は、 シメオンに夜通し語り聞かせました。 ある日、 シメオンはカサンドラの長文で、 知恵熱をこじらせて死んでしまいました。 ぐらぐらの頭に なってしまったシメオンを抱いてカサンドラは一日中泣きました。 そして、シメオンを花屋の庭に埋めました。