張り付いてても逃げるだろうけどな、あのお嬢さんは。手が空いてたら声掛けるぐらいが丁度いいと思うぜ。[ああほら、噂をすれば走っていった][そして問いに応じて出て来たのは”しっぽ“。整えた髪先をくるりと指先で回し、悪戯っ子の様な笑みを浮かべ]ん、これはまごう事なきしっぽさ。……狼なのか狐なのか、”覗いて“みるか?[シュテラの肩に腕を回して引き寄せれば、彼女の肩の近くにもふもふの髪が触れただろう]