……ファミィ、聞こえるかい?私は、これから『舞踏場』の中央に向かう。この場所は、護らねばならないからね。ファミィはファミィの望むままに。ただし、ディーク、という名の狩人には、出会っても手出しせぬように。彼は、あらゆる意味で別格だからね。[先にも注意はしたから、無用な手出しはせぬだろう、と思いつつ。そう、告げるのは、同胞の身を案ずるが故か、それともただの気まぐれなのか。それは、確たる形を持たぬ感情]