自分にそんな価値があるとは思わない。あの人もいってくれたけれど。「オットーは子どもだからね。わたしが守ってあげるよ。」「ぼくは、そんなの、いらないです」「僕を代わりに吊って」「出来ないなら連れて行って」「それが無理なら 食べて 」優しい人はだめよと笑って、出来損ないぼくを最後までぼくを庇って、そんな優しさなんか必要ないから、強引にでも全てを奪って欲しかった。