人狼物語−薔薇の下国

516 ルー・ガルー戦記 10 〜ブリュノー救援戦


【独】 王国軍弓騎士 ノーラ

 んじゃ……また、いつか、な。
 『姉上』にも、よろしく。

 『ああ……いつか、また、な。
  ……伝えておこう』

[短く告げて、返る言葉に笑みの気配を伝えて。
意識を、聞こえる歌の方へと向ける。
そちらに行こう、と思えば多分何とかなる──そんな、根拠のない発想。

それは、かつての旅路の中で身に着けた感覚とも似ていた]

 (……ふわふわしてんの、ちょっと悪くなかったんだけど)
 (ま、仕方ねぇわな……二人分、生きなきゃならねぇんだし)

[そんな事を考えたのは刹那。
やがて、意識はふわり、白い光にとけて──]

(-119) 2019/02/24(Sun) 01:46:50 (tasuku)

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