……っとに、兄者は心配性だな……。[ゆらゆらふらふらと揺らいでいる状態。それを見かねて出てきたのだとしたら、どこまで世話焼きなのか、と。そんな事を考えていると、妙に不機嫌な間が開いた] 『……そんな事より、さっさと起きぬか。 これ以上、我が愛娘を悲しませる事は許さんぞ』 いやそれ、兄者が言うか?[そもそも、最初に泣かしたのは誰だよ、とは、さすがに言わなかった。それを最も悔いているのがこの声の主なのはわかっているから]