―昨晩、日替わり前―
[...の背中には大きな白い羽がふわりと生えている。手には大きな弓矢と、ハートマークの矢。狙いを定める先はディークとイングリッドである。
この会場にきて、約束をした時>>0:78から、矢の一本はディークに刺すことを決めていた。相手はディークの意中の相手。一昨日からディークの視線を眺めていた中で、候補はカサンドラとイングリッドだった。
自分がよい始める前、笑いあいながら飲んでいた二人が強く印象に残っていたのだ。もし、カサンドラとディークの絵でのやりとりを見ていたのであればカサンドラに当てていたかもしれない…]
ディークさん…貴方が幸せになれますように。
[両手を組み膝を折る姿は、天使というより牧師のそれであった。]