人狼物語−薔薇の下国

124 【TMMI】バベルの大図書館


【独】 司書 アプサラス

[レコーダーを置かれていた場所に戻す。

エレオノーレの言葉が心に残った。

テオドールだけでなく、彼女まで、私たちの誰かを星の夢に廃棄すべきだと。
その淀みない口調には何かの決意があるように感じられた。]

…エリー…。
…もしかしてアデルの事を…

[誰にでもなく呟く。

仇討、という単語は本で読んだ事があった。
愛する者が討たれ、その敵を討つ。
読んだ時はその激しい感情を理解することなどできなかった。
それが、普段優しい印象のエレオノーレの口から出たことに驚きを隠せない。

それほどまでに彼の事を…?
その気持ちを知りたい、と思う自分は、バグよりも恐ろしいと思った。]

(-92) 2014/01/19(Sun) 04:46:04

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