

― 回想 ―
[頬に彼の指が触れる。
張り詰めていたものが、堰をきったように、滴がまたぽろりぽろりと零れ落ち]
あなたが望むのなら、ずっとあなたのそばにいるわ。
――いつまでも、ずっと。
[一見優雅に見えるダンスでも、想像以上にハードだし、くるくると回り道をしてしまったりもする。
それでも、パートナーがいるから頑張れる。回り道だって悪くないように思える]
[その後の彼の笑い声には、思わずむっとしつつも、その後に続いた言葉にはさらに頬が熱くなり]
……何よ。真剣に考えてたのに。
私は神から手向けられるものような、そんな存在ではないけれど、“あなたにとっての私”はそうであったなら嬉しいわ。
[その後、急に持ち上げられると、小さく悲鳴をあげながらも、くるくると回られると、こちらも気持ちが昂ぶってきたようで]
……重く、ない?
[照れ隠し半分、本気半分でつい聞いてしまい]