─廊下─…なんだろう、さっきの感覚……。[管理室までもう少しだ。仲間の顔を見れば落ち着くかもしれない。そう気がはやるも、先ほどの思いに囚われいつの間にか足を止めてしまう]…はじめてなのに、どこか懐かしい気持ち…。…わたしなのに、わたしでなくなりそうな感覚…。イヤ……どうしよう、怖い…こわいよ…![恐怖を口にしたら、さらに胸に迫ってきそうな気がした。わたしはたまらず、とっさに思い浮かんだ顔に向けて叫んだ]助けて……────<<研究員 シメオン>>!