↓
静寂の中、助けを待って。
そのうち、眠りに落ちてしまって。
目が覚めたら、そこは白い部屋。そう、病院。
そこで聞いた。兄ちゃんは、もう…。
『君のお兄さんは、手遅れでした。』
[その言葉を聞くと、ぐわぁんと頭が大きく揺れた気がした。
酷く、頭も、心も痛かった。
痛すぎて、泣けやしなかった。そこでも、その後の葬式でも。
今でも泣けやしないだろう。]
あの日以来、俺は、無音が、怖い、嫌だ、嫌い、なんだ。
引きずりすぎ、そんな気がする。でも、あの日から、俺の時間は止まってる、から。
一人語り、終わり。
吐き出させてくれて、ありがとう。