[労いと、感謝と、謝罪にだけは竜は首を振ったが。離れていた間を補う様に言葉を交わした後、さぁ行こうと友の手を差し伸べる友の手を取ろうとして、だが竜は今の際になって躊躇いを見せた。]…ごめんロル、あたしもう少しここにいる。約束したんだ、フォアレの事を見守るって。あのさ、ロル以外にも友達出来たんだよ。ロルのずっとずっと子孫の……ロルに似た子。[師匠って言われたよと、カレルと過ごした2年の間を、竜は友へと語らった。]