[今日も昂った自身を、布越しの彼女に擦り付ける
ただ溜まっているだけなら自分で処理をしたらいいことだし
肌を合わせたければ、誰かを誘うなり買うなりすればいい。
こうして寝込みを襲うより、その方がよほど健全なのに
彼女としたいなら、こんな卑怯なことはせず正面から誘えばいい。
……それができない理由は分かっているけれど]
…………
[声なき声で、彼女の名を呼ぶ。
熱のこもった呼吸だけが口から漏れ出でて
いつか我慢できず、取り返しの付かないことをしてしまいそうで
そんな欲を、今日も力任せに押さえつけた*]