…ん…。[>>-31玲緒が静かに苦笑するのを見て、あたしは不明瞭な相槌を打つ。知られたくなかったんだろうな、と思うから。少なくとも、こんな形では。けれど強請る言葉が聞こえれば]――嫌じゃないよ。[真っ直ぐに彼女を見て言った。先刻、玲緒が怪異と対峙していた時のように強い思いを込めて。やがて玲緒が結界を解けば、彼女のエスコートを受けて藤森神社へと向かった。*]