正体、わかったかな?私のこと、怖いかな。
別窓が見えてまず、あなたが同じ窓に来ないかを待ち望んだ。
その願いが叶わぬまま、秘話を読んで「もしかしたらあなたが窓を共有できない仲間で、相方がわたしであることを知って喜んでくれているのかもしれない」と最後の希望を持った。
今朝になって、それが別の人だったとわかって、今ひどく後悔している。仲間の優しさに甘えてあなたをここに呼んでしまえばよかったって。
こんなにわがままになってしまうくらい、あなたのそばにいたいの。
だけど、私の正体を知って恐怖を持ったのなら、無理せず離れて欲しい…。
あなたに怖がられるなら、生きていても意味が無いもの。
ごめん、私の感情、重いね…。
[…は困ったように笑うと宿屋に戻っていって**]