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さて、ではこの正統派ポニテの概念に則って話を進めましょう。
まず、魅力として挙げられるのはやはりヒンメルさんの仰るように「うなじ」でありましょう。
アップやショート系ならばそもそも隠れていない箇所でありますし、逆にロングですと見えることはまずありません。
うなじの魅力とはなにか? それは髪の生え際の美、そして首筋の美しさや長さではないでしょうか?
殊更にうなじを強調するとあけすけになり、また単にオープンであれば埋没してしまう…
見える! けれど……というこの微妙な具合に、古来より日本人は侘び寂びを感じたことでしょう。
そしてわびさびを引き出すにはポニテという髪型は大変理にかなっているのです。
髪にかかり真後ろからでは見えづらい、けれど揺れ動く時に見え隠れする白い肌、首筋に残る後れ毛、横から見ればその形状ゆえ生え際はくっきりと見えることができます。
この完全にオープンではない…けれど、つぶさに見える、このバランスが非常に重要で、いわば髪という名の神秘のヴェールから白き聖域をを覗かせるこのコントラストと情緒。これを美と言わずなんといいましょう!