人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


【独】 タイラント テオドール > 【秘】 鷹の眼 イングリッド

[ イングリッドと話したり、その顔を見たりすると、
 すでに凍りついて何も感じなくなっていたはずのテオドールの心が、
 じわりと疼くことがある。

 例えばベリアンやウェルシュは、まともな社会からこぼれ落ちた人間の屑だ。魔軍の他に行く場所もない。
 だが、イングリッドは違う。テオドールと会わなければ、まともに生きていけた女だ。
 そうすれば彼女は未来において……。

 だがそれでも、魔軍には必要な女だった。
 そして、騎士団に置いておくには危険な女だった。
 テオドールの目的達成の為、彼女をこちらのものにすることは不可欠だった。

 感情を排し、テオドールはごく事務的なやり取りをのみする。 ]

(-37) 2014/03/27(Thu) 13:22:33

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