艦娘として村を歩いていると、あらゆる者を「海の物語」に引きずりこみたい誘惑にかられてしまうのが困りものだ。亡き艦長殿を捜しているという設定なので、誰か一人を艦長殿に見立てなければならない。しかし、トール殿だと配役にはまりすぎて、かえって嘘くさくなってしまうかな。(トール殿の中身は杉様で間違いあるまい)トール殿と海の物語、か……。トール・ヘイエルダールの『コン・ティキ号漂流記』で決まりなのだ。