人狼物語−薔薇の下国

270 【誰歓】恋人爆発!クリスマス村!


【独】 花屋 オクタヴィア > 【秘】 補佐官 ギィ

[ミルクティーを手にぼんやりとしていると、ふと、何かに呼ばれた気がして手を止める。
次の瞬間、何時もとは違う感覚でフラリと身体が沈んだ。咄嗟にテーブルに手をつき、倒れることは免れたものの、テーブルからはカップが落ち、砕ける。]

──………っっ!

[呼吸を整えようと、目を閉じ、深呼吸に集中しようとする。こんなにも続けて眩暈に襲われるのは初めてのことだった。

  怖い怖い怖い………
  ……やっと掴んだ温かさが掌からサラサラと溢れてゆく……

暫く身体を抱き抱えるように震えていたが、漸くそっとその眼を開いた時には、琥珀色のその瞳に朱が差し、その唇を美しく弧にする。
そして何かに誘われるように、

    ふらりと外へと。

裏口の扉は開いたまま、冷たい空気が部屋の中へと流れ込む。

奇しくも今日は

    月のない夜──    ]

(-10) 2014/10/28(Tue) 01:03:14

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby