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『 ダルメシアン議長殿
こんばんは。突然のお手紙お許し下さい。このUV717号自慢のシェフによる心付け、ハムチーズを口にしていると、何故だかあなたの事を思い出しました。この部屋の向こう、いかがお過ごしでしょうか。今日もあなたは、ダンスの巧みさに加えて水中でもそのすばらしき才能を発揮されたとか。一度お相手願いたいものです。と言っても、私は運動の才能もなければ歌や踊りのレッスンを受けたことはないので、隣に立つのも恥じ入る程度ですが。
航海も五日目に達しまして、心なしか港が近づいて来たようにも思います。まだ多くの人と会話をする機会を得ぬまま、青い部屋にて皆様を待つ身となった私ですが、港につきましたらまた皆様とお会いできる事と思います。その時分には、どうぞスゴロク盤での武勇伝などお聞かせ頂けたら幸いです。
一介の旅行者 エドワーズ』