[ふ、と背後で大気が揺れる気配>>1384。振り返るより早く両手首を返し、拳を肩の上の辺りへと持ち上げた。指の間から足元に向けて糸が張られ、菱形格子を作るようにクロスした蜘蛛糸が与えられるだろう衝撃を防がんと壁を作る]………はっ![そのまま両腕を上げ、両手首を前へと戻しながら半回転を試みた。相手の手が蜘蛛糸を貫かんとするならば、それを絡め取ろうとする動き//]