よ、寄るな!!
[からかいの混じりのその気持ち悪い言動に悪寒が走りジリジリと両足で蹴りながら後ずさり、しかし天性のMっ子であるリミテッドの心はその状況に興奮していたりする。]
(こ、これはまさか・・・まさかー!まさかあー!!?)
[リミテッドの強さ
それは期待すればするほど心身の能力が際限なくあがってしまうことにある。天性のM故に備わった力かもしれない。
身体の傷は急速に回復を見せ始め、後ずさるために手を地面につければ石など触れるだけで粉々になってしまう。もしも絶望に叫んだりしてしまったならば、大気は震え海は津波となり地面は波打つだろう。]
私はま、まだ負けてない!!
服さえあればあなたになんかに負けないの!
やだ!!こんなのじゃ戦えない・・・。
[戦おうと思っても恥ずかしさに隠す手も足も動かせないでいる。
逃げることすら出来なくなったリミテッドはただただ、期待した絶望した。]