羊飼い カタリナ

　─ 回想／見稽古 ─

　リーザぁ…そんなに急がないでよぉ

［　駆け出すリーザをつんめりそうになりながらも
　　必死に追いかける。
　　12歳で村に戻った頃、避けられていた周囲を他所に
　　駆け寄ってきたかつての幼なじみ>>816
　　それからも事あるごとにやってきては連れ出された
　　記憶がある>>817

　　その時は��嬉しい�≠ﾆいうよりも��なぜ？�≠ﾆいう
　　思いが強かった。
　　当時私は目に映るすべての人間が怖かった。
　　そう、最初はリーザのことも怖かったのだ。
　　
　　ただ、嫌がったりついていくのが遅れると
　　今度は腕を引っ張られて物理的な意味で怖いから
　　置いていかれないように後ろを付いていってた、
　　ただだけなのだ。　］