[>>1258>>1259 剣が高く跳ね飛ばされて細い切っ先が襲う。
恥ずかしく感じる間もない繰り出された攻撃に薄い防具はボロボロで露出の多くなってしまった服では受けられないと必死に避けようと身体を捻る]
―――くっ・・・
[重たく動かない脚、いまだ痛みの走るその状態では避けることも適わずとっさに目を閉じかけた、そのとき。]
きゃあ!!!
[レイピアの光に目が眩む、一瞬何が起きたかわからなかった。ガツンと鳴ったようなクラっとするような酷い衝撃、一気に目の前がぼやけて、音が遠くなっていく。]
・・・な、何が起きたの・・・
何を言ってるの・・・私はまだ・・・
[朦朧とする意識の中に聴こえる敗北の宣告。ふらつき膝をついてしまうものの、その言葉の意味が理解できずに握っていたはずの剣を探す。]
無い・・・なんで・・・まだ終わってないのに・・・
[先ほど飛ばされてしまったことも忘れてしまうほど、私の意識は朦朧としているようだ。*]