>>1154 ギィ
君が何を考えているかまでは知らないさ。
人の脳裏の奥なんて、
閉じた瞼の先の景色以上に透けて見えるものではないからな。
[煮干しの頭の焦げた苦味を口の中で味わいながら噛み締めつつ]
あちこちに興味の色が覗く君の瞳は私も好ましいよ。
だから、先ほど陰りが一瞬見えたことが残念だっただけだ。
私が君を失望させたという類ではないのであるのなら、他所に原因があるのかと思ったのでね。
[笑顔に言及されれば、煮干しを飲み込んでから顔を上げる。]
大袈裟が過ぎるが、褒められるのは悪くない。
ありがとうと言っておくよ。
[手を取られれば、そのまま受け入れた。]