>>1123,>>1150
よい、我にとってはほんの手妻にすぎぬからな。
もう一度見せて進ぜよう、姫騎士 リミテッドよ。
――≪魔法の矢<マジックアロー>≫。
[ 彼女の名を口にして、放つ魔力の矢。
今度は10(6x3)本にすぎぬ。
しかし、先ほどと異なるのは――其の全てが己の意志と翼を持つかのように空中で軌道を変え、リミテッドを狙い続けること。]
全ての矢を始末できたなら、我が名を耳にする資格を持つ、と認めようではないか。
――さあ、舞うがいい。その心臓を貫かれたくなくば、な!
[ この時放ったのは、追尾の魔力を籠めた魔法の矢だ。
身体の何処かに当たるか、あるいは手にした得物で払い落とすかまでは絶え間なく、娘を狙い続けるだろう。
あるいは――何千年という将来に、魔王の魔力が尽きるまでは。*]