[>>1106 報告にあった離宮、大きな門を確認すると期待する気持ちと不安。
近づくうちに罠を警戒しながらも、いつも不思議と全てを受ける覚悟で正面から堂々と近寄った。]
空いてる……?
[門には鍵も閂もない、既に先駆者がいたのかところどころの戦果の痕、門を開いてそれでもまだ残る魔物を目に捉えると、馬から降りて王より授かりし剣を引き抜いた。]
名乗ろう!私はリミテッド! 貴様達を滅ぼす者だ!
[駆け出し斬りかかり、あえて囲まれながら振り回す。
グシャ、ザク舞をするように次々と魔物を切り伏せて中庭へと切り開いていった。]
弱い……弱すぎる……
[いつもの不安、負けないことの不安が期待を潰す嫌な感触に顔をしかませた。]
あ、あなたが魔王ね!がっかり……全然強そうじゃないわ……
[ため息からの始まり、きっとこれはいつもと同じ*]