― 公国側前線拠点:帰還直後>>907 ―[前線拠点に帰還し、何より真っ先に第二特別分隊と面談したのは、他でもない。一度も顔を見ずに死地に赴かせた者と、面談する必要を、他に優先するものとして感じていたからだ。傭兵らにしてみれば、些細なことだったかも知れない。けれどこれを優先するのが、男なりの筋のあり方のようであった]