『もしもしロヴィン、聞こえるかい?』ワタシよ、ローズマリーよ。今アナタの後ろにいるの。 『ボクだよ、ローレルだよ。今キミの後ろにいるんだ』[夢の中でも変わらず、声を揃えて双子は喋る]少しだけね、会いにきたの。 『キミの魔の力が強くなったから、“道”が出来てね』アナタは――… 会いたくなかったかしら。 『かもね。でももう来ちゃったし』[悪びれる様子はゼロだ]