―西寮自室:パーティの終わった夜―>>789……泣いて……ねぇし……っ[と言いながらも瞳からボロボロ雫がこぼれている状況から、その台詞はただの強がりでしかない。温かい指先が伸びてきて、頬をとめどなく濡らすそれを優しくぬぐうと、涙は止まるばかりかますます嗚咽がひどくなった。 それを覗き込むようにソマリの顔がぐっと近づいて、]