…………8年の時、か。 忘れられるか。アホぅ。[続く言葉には、つい昔を懐かしむような視線が浮かぶ。が、俺一人じゃという言葉には、ついくすくすと笑ってしまった。] ん、そうだな。 そういうことにしておこう。[こいつ、俺が案外焦っていたことにも気付いていないのか……とは内心の呟き。何度も、ヒヤリとさせられた。その度に、防御をかなぐり捨てて勝負に出たりしていたものだが。]