[そうしてぼうっと立っていると、執務室へと向かうウェルシュ>>971の姿が目に入った。敬礼をしつつ、その表情を見る。――……相変わらず。表情からは、どういった心境なのか、読み取れはしなかった。思えば、士官学校時代から、どこかつかみどころがなかったな、と思う。入れ違うように出てくるソマリの姿。こちらには、手をひらりと振ってみせる]