― 夜の拠点内厨房 ― ちょっと火ぃ借りるな。 糖分たりねぇ。[わんこをもふり、トールの部屋を辞したあと。運動したから糖分が足りないと言って、寝る前に調理場を借りて。持参したザラメ(ニコラス中佐からの支給品)をフライパンに入れて火にかけ始めた] ――〜〜〜♪[下手な鼻歌とともに、甘い匂いが周囲にひろがる。ザラメを焼いて溶かして固めただけの砂糖菓子は、分けてほしいという者があれば快く渡しただろう]