―執務室へと―>>880……最高指揮官からのお呼び出し?俺、何かしたのか…?[冗談めいて口にしたが、後ろ暗いことはありすぎる。武器を持っては入れぬ場所だ。襟を直すふりをして、縫い付けた長針の感触を確認すると、魔石を嵌めた指輪だけはしっかりと所持して、執務室へと向かった](まさか、また知り合いではなかろうな…)[ちらりと思考にのぼせて、まさかな、と苦笑する。――そのまさか、であることを確認したのは数分後である。]