― 3年後 卒業式の日 シュヴァルベ ―[道すがら、同じ日に卒業した緑の髪を見つけて手を振る。]ノトカー、君も、卒業おめでとう。寮長だと、昨日の送りの会は大変だったんじゃないか?今年も、花火あげたの?[一昨年、去年はカレルの手により美しい光の華がパーティー会場を彩っていた。そのことを思い出し、懐かしそうに眼を細める。]