人狼物語−薔薇の下国

13 Chant 〜あなたを失い死を知った〜 SIDE:B


公国軍大佐 トール

― 執務室(シロウ・カサンドラと)―

成程……。
直撃でショック死するかもしれないとは、また随分な代物だな。
帝国の技術も俺が学んだ時よりもずっと進化しているのだろうな……。

[学生時代は帝国の技術も公国の技術も、
自由に学ぶことが出来たが
一旦、学校を卒業してどちらかに所属してしまえば、
相手の技術に触れる機会は限られてしまう。
改めて士官学校があった時代の偉大さを、心の中で噛み締める。

尤も、カサンドラが退官してしまった士官学校で、
どれほどの技術が学べたのかはわからないが]

ああ、シロウ殿の腕前がどれほどのものかは良くわかっている。
……貴方が敵ではなくてよかった。

(914) 2013/06/16(Sun) 21:47:06

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