― 執務室(シロウ・カサンドラと)―
成程……。
直撃でショック死するかもしれないとは、また随分な代物だな。
帝国の技術も俺が学んだ時よりもずっと進化しているのだろうな……。
[学生時代は帝国の技術も公国の技術も、
自由に学ぶことが出来たが
一旦、学校を卒業してどちらかに所属してしまえば、
相手の技術に触れる機会は限られてしまう。
改めて士官学校があった時代の偉大さを、心の中で噛み締める。
尤も、カサンドラが退官してしまった士官学校で、
どれほどの技術が学べたのかはわからないが]
ああ、シロウ殿の腕前がどれほどのものかは良くわかっている。
……貴方が敵ではなくてよかった。