――スーリヤ・クロイツ・ウーツと申します、大佐殿。此度はご招聘を感謝いたします。ご厚情を賜った恩義を忘れず、一命を賭し職分を全うする次第です。[ヒンメル、という言葉には、困ったように唇を引き上げ]ああ…、それは、大佐殿で三人目ですね。先程もその名前で呼びかけられました。その方も、もしや、同郷なのでしょうか?こちらの方には、草原人の顔は見分けにくいと申しますので。