人狼物語−薔薇の下国

13 Chant 〜あなたを失い死を知った〜 SIDE:B


傭兵 クロイツ

―公国側前線拠点―

[待機中の『猫』と『狼』に茶を供しつつ、次々と帰還する兵の流れを把握する。
――外は既に、日が高くなっていた。

第二特別分隊に集合がかかったのは、その直ぐ後だ。>>529
若き大佐により簡潔に始められた挨拶に、膝を突き、深く頭を垂れて聞き入る。

ベルンシュタイン大佐の声が、ふと途切れた。
>>530 呼びかけに、一拍おいて顔を上げる。

あの頃は眼鏡の向こうに隠されていた、蒼みを帯びた鋼の色が、無表情に上司を見る]

(907) 2013/06/16(Sun) 21:41:36

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