>>609ああ。この後はまず、貴方を見送って──さっきいった通りに俺も寮をでます。市街の方へ移って、そこから卒業まではここに通いますよ。ヴォルトカルクの通学使用の許可も申請中ですし、────何かあったわけじゃありません。[自分の今後をそうすらすらと答えながら、ディークの琥珀色に紫眼をあわせて、心配げな視線に勝気な笑みを浮かべた。]