― 執務室 ― ―――。 必要な時は。[敵総大将とフレデリカとが対峙する機会がそう訪れるかは分からぬし、あるとしても何時とも知れぬが。彼女が対峙する形となれば、全力で討つに否やはない。底冷えのする声と、感情を読み取らせぬ無表情。>>815明るく気丈に振舞うフレデリカの内に秘めた闇が、ふつりと湧き出たかのような。]