― 報告後の執務室 ―
んー?
別に、上でも下でもどっちでもいいぞ。オレは。
[冗談に冗談で返してきたトール>>846には、さらっとそんな言葉を返す。
もちろん、これも冗談だが。本気でそういうコトになっても構わないタイプだった]
りょーかい。
斜め向かいだな、それなら異常感じればすぐ駆けつけられるな。
寝てても、殺気に反応して目ぇ覚める体質だし。
まあリエヴルの奴が、相手がオマエと知ってて刺客を差し向ける事はしねーだろうけど。
……帝国側でも公国側でも、勢力争いとか上官の命令無視して突っ走るバカ貴族とか、どこにでもいるしー?
[十分にもふった後、抱えていた隠密わんこを窓からぽーいと偵察任務に出してやった。
ちなみに、このときにもふってたわんこは柴九郎である。他の9頭は、先にシュヴァルベの闇夜に隠れて任務についていた]