旅人 ニコラス

― 村内/レジーナの宿屋・入口 ―

[さて外出しようとしたら、今度はクララがおずおずと顔を覗かせる>>852。
まさに本日は千客万来だ。]

いらっしゃいませ、お嬢様。狼月の宿屋へようこそ。
僕は一日宿屋の従業員に就任したばかりの、ニコラスです。

本の配達ですね？　では運ぶのを手伝いましょうか？

[ちょうど居合わせただけでなく、力仕事なら男である自分が手を貸した方が合理的だろうと判断して、そう声をかける。
もし了承されたのなら、自分が重くて多い方を選んで抱えるだろう。

図書館へは、もしかしたら記憶を取り戻すヒントがあるかもと何度か足を運んだので、司書の顔も見知っていた。*]