――回想:士官学校時代――[卒業までの最後の一年は、それまでよりも自分で動くことが多くなった。フレデリカやステファンとの稽古もあるが、レトとカレルの二人に声をかけられる機会も増えたからである。それを見ている周囲からも、自然と言われることが増えてきて……。] おまえら、本当、元気だな……。[手合わせの間には、すっかり汗だくになって座り込むのだった。]